スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

2016年12月7日 母と娘

ペドロ・アルモドバルの『ジュリエッタ』を観て来たよ。

この監督が好き。
奇抜で、エキセントリックな映像とストーリー展開の中に、真摯な愛が溢れているから。
それは、男女の愛であったり、同性愛であったり、親子、とりわけ母と娘の愛であったり。

感動的なクライマックスや、激しい喜びや悲しみを、
敢えて抑制された演出をする手法があるとすれば、
アルモドバルは真逆。
スタイリッシュでドギツイ演出をすることで、
逆に、人間の内省的な感情を表現している、
…と、私は思うのよね。
そして、これこそが”アルモドバル節”だと。

*****
この映画を観に行こうと決めた今朝、
親しい友達から、母上が亡くなったという知らせが。
母上、年齢相応の病院通いはあったにせよ、
命を取るような病に伏していたわけではなかったのに、
昨日の朝、自宅のベッドで眠ったまま逝ってしまったんだって。

―これからママさんに会いに行きたいけどどうかな?

と言ったら、
今、ここにいない、と。
自宅で亡くなったから、検死のために警察署で監察医待ちだと。
そうか、そういうことになるのね…。

私とママの濃い母娘関係をよく知ってくれていた彼女もまた、
母上とのつながりは深かった。
その母上に会いに行けないならば、予定どおり映画を観に行くことにした。
”母と娘”がテーマの、この映画を。


≪今日の1枚≫


a19247717f71588f.jpg


アルモドバル節、静かに成熟しながら健在!

とりわけ印象的だったのが、主人公ジュリエッタを演じる女優が、
ある場面で入れ替わるところ。
20歳代から50歳代までのジュリエッタを、一人の女優が演じたっていいのに、
敢えて別の女優にした、その変容のシーンが衝撃的だった!

若いころのジュリエッタは、コケテッシュな古典文学の教師。
中年になったジュリエッタは、夫と娘を失った”母”であり、新しい恋人と暮らす”女”でもある。

この映画のフライヤーも、
”母と娘”というテーマからして、母と娘だと誰もが思うだろうに、
実は、どちらも母、ジュリエッタ。

アルモドバルの、小憎いいたずら。


関連記事
スポンサーサイト
sidetitleプロフィールsidetitle

noyo

Author:noyo
FC2ブログへようこそ!

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。